PPTの基礎〜スライドマスタを設定する方法
この時期、花粉がすごいですね。気温の変動でお身体壊しやすい時期ですので、気を付けてくださいね。
今日は、パワーポイントを作るときに効率化できる技、スライドマスタの仕組みを詳しく解説します。
パワーポイントのスライドマスターとは?
スライドマスターとレイアウトの2階層になっている
パワーポイントを作るとき、「スライドマスター」と呼ばれる機能があります。
「テンプレート」と言えばわかりやすいと思いますが、背景のデザインやタイトル、ページ番号や日付、フッターテキストのことを言います。
実際にパワーポイントで設定しようとすると、
「スライドマスター」と「スライドレイアウト」といった2種類が出てくるため、たいていの方がここで混乱してしまいます...(私もそうでした)
スライドマスターは共通で設定できるテンプレートのことで、
スライドレイアウトは個別に設定できるテンプレートのことです。
実際にスライドを見ながら理解していきましょう。
スライドマスターとスライドレイアウトの違い
実際にみてみましょう。
「表示」タブの「スライドマスタ」をクリックします。
左メニューの「親部分」にあたるスライドマスタを選択すると、タイトル、ページ番号や日付、フッターテキストが表示されたスライドが出てきます。
次に、スライドマスターにぶら下がっている「スライドレイアウト」を見てみましょう。
左画面をみるとわかるように、「スライドマスター」は親、「スライドレイアウト」はマスターにぶらさがっている子にあたります。
スライドマスターを変更するとすべてのスライドデザインが統一される仕組みです。
では、理解するためにまずはスライドマスターをいじってみましょう。
デザインはこちらにしてみました。
タイトルを色付けして、白抜きの文字にしました。
スライド下部分には日付とヘッダー、ページ番号テキストも入れてみました。
★注意
ここで、下部分に入れた場合は、スライドマスターの画面上で「挿入」「ヘッダーとフッター」より該当箇所を必ずチェックしてください。それをしないと反映されません。
「表示」タブより「標準」モードに戻ってみましょう。
すると、こんな画面になります。
あれれ。もとに設定した画面とちがっているのはなぜでしょうか。
実はスライドには種類があります。
左画面の「スライドのレイアウト」をクリックしてみてください。
すると、現在「タイトルスライド」になっていて、色々他にもデザインがあることが分かると思います。
つまり、「スライドマスター」を設定すると、「レイアウト」にあたる色々な種類のスライドデザインも自動的に設定されるのです!
レイアウトの種類を見てみると、いろいろと設定されていますね。
この、レイアウト(つまり個別ページ)のデザインを設定していきたい場合に、「スライドレイアウト」を設定すれば個別に設定ができる、というこういう仕組みなのです。
つまり、こういうことです。
なかなか複雑ですが、理解できましたか?
ここまで説明しましたが、実は私は普段パワーポイントを作成するときはここまでレイアウトを使いません。「タイトルスライド」と、「白紙スライド」を主に使いますので、そちらについてはまた別の記事でご説明します。
デザインテーマを使用しよう
パワーポイントには「デザインテーマ」というものがあります。言い換えると、デザインされたテンプレートなるもの。
いくつか種類がありまして、そちらを使うと効率的にスライドを制作できたりします。
デザインテンプレートの使い方
最初にパワーポイントを立ち上げたときにデフォルトの画面はこちらになります。
「デザイン」タブから好きなテーマを選びます。
どれか好きなデザインを選択します。
すると、こちらの画面になります。
いきなり、かっこいいデザイン?になりましたね。
テキストボックスへの入力はできますが、緑の背景デザインをさわってみてください。編集はできないようになっています。
⇒これが、マスタの役割です!
マスタは、デザインを「裏側」で統一することでスライドを増やしても同じデザインテイストでパワーポイントを作ることが出来るものです。
レイアウトの種類について
次にデザインのバリエーションを見てみましょう。
左の画面を右クリックし、「レイアウト」にマウスオンしてみてください。
すると、色々なレイアウトがでてきますが、今色付けされているのが現在使用しているレイアウトです。
最初のページはたいてい「タイトルスライド」になっています。
1ページ目のスライドを作り終えて、2ページ目をつくるとき、
違うレイアウトを選択してみてください。
(左側の1ページ目のスライドを右クリックして「新しいスライドを作成」を押してください)
2ページ目を「タイトルとコンテンツ」にすると、1ページ目とは違うレイアウトになります。
少しデザインが変わりましたね。
このデザインマスタを利用すると、いちいち作らなくてもかっこよさげなスライドを作ることが出来るのです。
パワーポイントを作るときは、たいていデザインテーマを使用するか、自分でつくったテンプレートを使用するのがベターです。
今回、マスターの仕組みを理解してもらうために細かく説明しましたがなかなか難しいですよね;
★★
引き続き、パワーポイント講座もやっていますので、パワーポイントうまくなりたい方、初心者の方ぜひお問い合わせください。
隔週でやっていますので、興味ある方はチェックしてみてください。
※パワーポイント講座でこのマスターの説明をしましたが、聞いている方は最初、「???」の方が多かったです・・。